創発とは

「創発とは」何でしょうか<複雑系>

創発という言葉は、主に複雑系の理論で用いられています。

 

近年では、コミュニケーション論や、

ビジネスの世界(組織論・チーム論)でも使用されています。

一つの定義としては、組織化した時に、

部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れることです。


非平衡熱力学の研究で知られ、

散逸構造の理論で1977年のノーベル化学賞を受賞したイリア・プリコジン氏は、

自己組織化の研究の中で、創発が起きる条件として以下の3つを上げています。

 

(1)open、(2)dynamic、(3)autocatalyst

 

この条件は物理の世界だけでなく、一般の社会でも通用します。

創発カフェは、オープンで、ダイナミックな場を提供します。
後は、お一人お一人が、自触媒として参加されれば、創発が起こります。

 

「創発とは」何でしょうか<組織論>

組織論としても「創発」は論じられます。
例えば・・・

組織を構成する個人の間で、創発を誘発できるように、

環境を整えることが重要

・・・と言われる事があります。

「個人」が単独で活動するのではなく、
コミュニケーションを行うことによって成果を出す。

コミュニケーションの基本は、情報の共有ですが、
しかし「共有」だけでは「創発」は起きません。
共有だけでは「部分の性質」の単純な総和にしかならないからです。

個と個の連携による、複数の相互作用が、相互に複雑に組織化することで、
フレーム概念では計り知れない創造性が発揮され、
想定外の規格外の、予定調和を越えた構築物ができていく・・・

これが創発です。

 

こういう表現はどうでしょうか。

ある組織の問題点をコンサルタントがフレームワークで整理する。

非常に綺麗に整理されているのですが、全く使い物にならない。
よくある話しです。

実際の組織の生き生きとした部分、その組織の本質というのは、

フレームワークの「線上」に存在していることを、

多くの組織人は肌で分かっています。コンサルタントの絵は使えない。
どのような小さな組織でも「創発」は起きています。
まさに「線上」で起きているのです。

「創発」は、予想・予測・計画の延長線にはないものです。

 

「創発とは」何でしょうか(創発Cafeでは)

多くの人は、主体性を持った人を育てたいと考えます。
実行力のある人、働きかけ力のある人、リーダーです。

 

ところが、指導者が、熱心に指導すればするほど、リーダーは育たない。
主体性を発揮する場面が削られ、指示待ち型になるからです。


自立した主体性を持つ人材に育てたければ、

指導者は指導するのではなく支援することだと言われています。

あくまでサポーターに徹し、個の力を信じることです。
創発Cafeでは、個の力を信じ、参加者の個の力を支援します。

自由に、自分の意見を言える場。聞いてもらえる場を提供します。
また、相手の意見を聞く場、ある時は真剣に、ある時は笑いながら、
自由闊達な意見交換をする場を提供いたします。
 

私たちの創発Cafeでは、

個の力を信じ、支援し、創発が(勝手に)起きる場を提供します。

何が起こるか分からない、予定調和を崩した場を提供します。